天井

 

こうして文章を書いていると自分はほんとうに自分のことばっかり見てるナルシストだなって思う。内側に内側に、永遠に続く螺旋階段を下りて、飽きもせず自分を追いかけている。

 

他人と話すとき、行動するとき、他人を通した自分と自分が見つめあっているような感覚がする。あまり他人に興味を持たないのは、そこかもしれない。結局他人も何もかも、自分の一部を覗くためのレンズなので、気にならないのだ。

 

だから、レンズにならない人、つまり私への評価を掴みきれない人に振り回されやすい。興味を持つとはまり込んでしまい、割と特定の人のことばかり考えるようになる。

(前にも書いたけど)そういったひとたちは大体嵐のように現れて去るので、わたしは置き去りになり、立ち直るまで少し時間がいる場合が多い。突然の大雨の中、雨宿りをするところもなく、傘も持たずに立ち尽くし、風邪をひく。家に着く頃にはカンカンに晴れている。こんな感じだ。

 

もう少し自分のコントロールが上手くなりたい。自分がいらいらすることや不快なことから逃げたり防御したりするのは上手くなったと思うけれど、ドキドキすることや傷つきそうなことへ突っ込んでいくのが直らない。

突っ込むこと自体はロマンがあると思う。ただそれに耐えられるこころを持っていない。なんだただの馬鹿か。

 

今日もズタボロになりながら生きている。